院長ご挨拶

    当医院、HPをご覧いただきありがとうございます。
    おかげさまで、開院後4年経過し、5年目に入ることができました。
    これも、医院スタッフ、支えていただける患者さんのおかげです。

    誠にありがとうございます。歯科・口腔外科を担当する医院として、これからも地域医療に貢献していきたいと考えております。

    現在、予約がやや混み合っておりますが、丁寧・確実・明瞭な診療を一人でも多くの患者さんに届けるべく今年も邁進してまいりますので、よろしくお願いいたします。

    令和6年 1月吉日  院長; 新名主 耕平


    新名主 耕平


    当医院院長新名主が、歯科DXの大手Dentis 、DenProさんよりこれまでの歯科医師人生と今までの取り組みについてインタビューを受けました。院長:新名主のひととなりがよく分かる動画です。

    過去2年の口腔外科疾患治療実績

    顎顔面軟組織外傷 18例(咽頭裂傷、口唇裂傷、舌咬傷、火傷)
    顎骨・歯槽骨骨折 9例
    口腔領域腫瘍性疾患 41例(内5例、悪性腫瘍:専門医院へ紹介)
    繊維種:15例
    脂肪腫:4例
    乳頭腫:4例
    エプーリス:2例
    白板症:6例
    確定診断至らず:5例(経過観察)
    口腔粘膜疾患 41例(扁平苔癬、地図状舌、黒毛舌、色素性母斑、ベーチェット病、歯肉口内炎 etc..)
    歯の移植 60例
    歯の再殖 25例
    嚢胞性疾患 15例
    埋伏智歯抜歯(親知らず) 216例
    埋伏過剰歯抜歯 4例
    インプラント撤去術 3例
    インプラント埋入手術 45例(151本)
    上顎洞底挙上術 10例
    顎関節症 72例
    全顎歯列矯正 11例(3例治癒)

    医院への思い

    歯科難民をなくしたい、、一人でも多くの患者様の不安を取り除いてあげたい、、安心して通える医院を目指します。

    日曜しか休みが取れず、歯科治療を断念している方々、かかりつけ歯科医師の診断に納得できないけれど、どうしていいのか困っている方々、ご安心ください、私共は、患者様ごとに異なる症状・状況を判断し、これまでに17年間、数千人の患者様の治療を担当してきた実績・経験をもとに、丁寧な歯科診療をご提供することをお約束します。

    歯科口腔外科=手術、ではありません。 歯科口腔外科=全身と口腔のつながりを診断・治療に反映できる。が正しい認識です。 口腔外科専門知識・技術を持った院長がきちんと皆様の歯科治療を担当いたします。

    院長の新名主は、歯の移植、インプラントの領域では日本の歯科医療において指導的立場で活動しております。トップレベルの知識・技術で、診断から治療、経過観察まできちんと対応いたしますので、安心して受診いただけます。

    院長の経歴

    歯科医師人生のスタート(大学時代)

     大学院では、全身と口腔の関わりを勉強したい、という強い希望があり、口腔外科学教室の門を叩き(高橋 哲 教授)朝から晩まで(時には泊まり込みで、)症例検討会、外来・入院患者の対応、全身麻酔下口腔外科手術についてひたすら勉強させていただく毎日を数年過ごし、タイミングもあいまって、大学院卒業後、助教として任用していただいた。
     思い出深い患者エピソードであるが、助教2年目のとき、大学のセンター試験の試験監督として、大学に出勤した際、早朝の入院患者様の回診中に、容体が急変した患者の対応のため(人手不足で私と看護師さん3人体制)、センター試験の試験監督に遅れるという失態を犯したことがあった。実際、患者様の処置中に頭の中には試験監督に遅刻するであろうことに対する対応を取らなければいけないことはわかっていたが、患者の生死を目の前にして、いっときでも手を離すことは選択肢になかったことを鮮明に覚えている。
     結果、お役所からは大目玉を食らったものの、患者は回復し、とても感謝された。この経験は、臨床の怖さだけでなく、奥深さを強烈に感じたいい経験であった。全身と口腔の関わりがこれほどまでに重要であることを身を以て体験できたことは、以降の歯科医師人生に大きな影響を与えたことは間違いないことであった。

    第二の歯科医師人生(勤務医時代)

     丁度、大学に残って一通りの処置を覚えた時期に、大きな転機が訪れた。講座の統廃合であった。結果、当時2つあった口腔外科講座は1つにまとめられ、私のボスであった教授は、他大学に移動され、私はどのように身を振ろうか、、選択を迫られる状況となった。丁度、結婚、第一子(航太朗)の誕生したタイミングであった為、身内からは、今までどうり大学に残り、昇進を目指して頑張るだろうという大方の予測であった。しかし、今まで勉強させていただいた全身と口腔の関わりを重要視した歯科治療の実践をすること、今まで、教授、助教授のもとで守られて仕事をさせていただいていた環境を一変し、腕試しをしたい、という思いを抑えられず、家内(加奈)、長男を北九州に残し、単身上京することとなった。今では、お礼も言えない状況であるが、この私の非常識で身勝手な行動を最後まで応援していただいた家内の父親(故・杉山 由明)には、’周りの説得は私に任せとけ!’という心強い一言をいただき、当日、生まれたての息子と涙目で見送ってくれた家内の顔を今でも鮮明に覚えている。
     ここからが、私の大泉学園でのスタートであるが、単身上京し、開業医(たんぽぽ歯科クリニック様)に勤務したものの、当初はあまりの環境の違いに焦りを感じるとともに、限られた環境のもとで今までどうりに診療を行うことのできないジレンマに、これまで、守られていた環境下で診療させていただいていたことのありがたさを痛感する日々が続いた。数ヶ月が経過し、自分の考えや、専門知識が医院のスタッフや患者様に認められるようになり、ここでようやく家族も大泉学園に合流し、大泉学園での本格的な生活がスタートした。
     当時、インプラント治療、歯の移植、親知らずの抜歯、炎症のコントロールなどは大学病院へ紹介することを前提としており、また、矯正治療は矯正専門医へ紹介という一般的な流れであったが、これでは、一つの医院でほんの一部の治療しか担当できず、結果、患者様へ多大な負担を強いてしまうことが懸案事項であった。私が、医院の管理者に就任した後の医院の改革として、医院の全ての歯科医師が矯正治療技術を習得し、口腔外科的知識、技術の習得を行うことを目標にスタッフ教育(特に歯科医師)を行った。あまりにも大胆な改革に、退職していくスタッフもおられたが、嬉しい誤算もあった、この取り組みに賛同していただける近隣・地域の歯科医が数十人集結し、新名塾という私を教頭とした勉強会が発足し、勤務医院のスタッフだけでなく、近隣の医院のスタッフも巻き込んだいい流れを作ることができたことは、嬉しい誤算であった。

    第三の歯科医師人生新規 独立・開業

    まだ、始まったばかりであるが、第三の歯科医師人生である、独立・開業の地をこの大泉学園に定めさせていただいたのには、2つの理由がある。
     一つ目は、これまでに12年間、私を信頼して身を任せていただいている患者様の存在である。
     自分が患者の立場であれば、担当医が急にいなくなれば路頭に迷うことは必至であり、また信頼できる医院を見つけるまでに時間がかかることは容易に想像できた。
     恩師から学んだことの一つに、’相手からの信頼に応え続けることで絆が生まれる’という言葉を思い出し、これからは、患者様からの信頼に応えることで患者様との絆を築いていこうと決心したことは、この地を選んだ理由の一つである。
     二つ目は、家族の存在である。この地に来た12年前は、完全に自分のわがままであった。この地で、次男、三男と出会い、そして、上京させていただいた最大の立役者との別れを経験し、これからは、自分本位の職業人ではなく、家族を大切にできる思いやりの心を持った職業人、兼父親として、これからの歯科医師人生を生きていこうと思う。

    プロファイル

    名前

    新名主 耕平  昭和52年12月10日生 鹿児島県出身

    学歴

    1996年 鹿児島県立甲南高校卒業
    2003年 福岡県立九州歯科大学・歯学部卒業
    2007年 同大学大学院歯学研究科卒業・口腔外科専攻

    経歴概要

    2007年3月 九州歯科大学大学院歯学研究科 卒業 口腔外科専攻
    2007年4月 九州歯科大学口腔外科学分野 助教任用
    2009年3月 九州歯科大学口腔外科学分野 助教退任
    2009年4月 医療法人社団愛泉会 たんぽぽ歯科クリニック 勤務
    2019年11月 新名主歯科・口腔外科医院 開院

    所属学会

    日本口腔外科学会、日本口腔インプラント学会、日本矯正歯科学会、日本顎関節学会、日本顎変形症学会、日本顎・咬合学会

    資格

    歯科医師免許 第148281号、日本口腔外科学会認定医、日本口腔インプラント学会専門医 、(株)Zest Dental Solutions Key opinion leader
    新名塾 主宰

    業績

    IMPLANT JOURNAL (ゼニス出版) 2011 Vol47 インプラント全顎補綴におけるAll-on-4の選択基準
    2011 Vol48 Occlusal Orthosisを用いた全顎的インプラント補綴における咬合付与
    2012 Vol50 大臼歯欠損補綴におけるインプラント及び歯牙移植の選択基準
    2013 Vol53 さまざまなMinor GBRテクニック
    2013 Vol54 避けてとうれない、上顎洞底拳上術
    2013 Vol55 審美領域におけるインプラント治療を成功に導くために
    2013 Vol56 一口腔単位での咬合拳上を伴う咬合再構築について
    2014 Vol59 自家歯牙移植を再考する 機能性を併せ持つ歯槽堤保存療法としての評価
    2014 Vol60 IODの適応基準とインプラントのポジショニング
    2015 Vol61 様々なComplication caseに対するインプラント審美補綴
    2015 Vol62 上顎洞底挙上術実践論  ~これだけは押さえておきたい臨床テクニック~
    2019 Guide Systemを使用したIOD臨床
    GC circle 2017 GC circle Case Report 両側有利端欠損症例に対するLocator attachmentを用いた臨床
    ザ・クインテッセンス(クインテッセンス 出版) 2017 7月号 自家歯牙移植の新提案
    2018 12月号 若年者における歯の移植のストラテジー
    2019 8月号 口腔内のてこ領域を意識した歯科治療
    インプラントロジー(クインテッセンス 出版) 2019 7月号 特集 下顎IOD治療におけるインプラント埋入位置の考察
    インプラントYear Book(クインテッセンス 出版) 2018 Implant over dentureのインプラントポジションの診断(Zoning理論)と臨床応用
    2019 LODIシステムとLODIガイドの臨床応用
    Dental Diamond(デンタルダイヤモンド出版) 2019 4月号 誌上テーブルクリニック 新名主耕平のIOD
    2020 12月号 巻頭特集 検歯臨床について

    英文論文

    ■Dermatan sulfate inhibits osteoclast formation by binding to receptor activator of NF-kappa B ligand. Shinmyouzu K, Takahashi T, Ariyoshi W, Ichimiya H, Kanzaki S, Nishihara T. Biochem Biophys Res Commun. 2007 Mar 9;354(2):447-52.


    ■Heparin inhibits BMP-2 osteogenic bioactivity by binding to both BMP-2 and BMP receptor.
    Kanzaki S, Takahashi T, Kanno T, Ariyoshi W, Shinmyouzu K, Tujisawa T, Nishihara T.
    J Cell Physiol. 2008 Sep;216(3):844-50. doi: 10.1002/jcp.21468. PMID: 18449905


    ■Heparin inhibits osteoclastic differentiation and function.
    Ariyoshi W, Takahashi T, Kanno T, Ichimiya H, Shinmyouzu K, Takano H, Koseki T, Nishihara T.
    J Cell Biochem. 2008 Apr 15;103(6):1707-17. doi: 10.1002/jcb.21559.
    PMID: 18231993


    ■Histomorphometric and immunohistochemical analysis of human maxillary sinus-floor augmentation using porous β-tricalcium phosphate for dental implant treatment. Miyamoto S, Shinmyouzu K, Miyamoto I, Takeshita K, Terada T, Takahashi T. Clin Oral Implants Res. 2013 Aug;24 Suppl A100:134-8.


    ■Conceptual model to optimize implant positioning in edentulous mandible treated with an over denture; A case series preliminary report . Kouhei Shinmyouzu*, Takuya Yamada,
    2019 DENTAL ORAL BIOLOGY AND CRANIOFACIAL RESEARCH | ISSN 2613-4950


    ■Autogenous wisdom tooth transplantation in young patients with pulp vital signs shown after treatment – report of 5 cases with 3 to 7 years of follow-up .Kouhei Shinmyouzu
    2019 OSP J Dent sci 1: DOI:1000101


    ■Etiology and Measurement of Peri-Implant Crestal Bone Loss (CBL).
    Naveau A, Shinmyouzu K, Moore C, Avivi-Arber L, Jokerst J, Koka S.
    J Clin Med. 2019 Feb 1;8(2). pii: E166. doi: 10.3390/jcm8020166. Review.
    PMID: 30717189


    ■Ten-year survival of immediate-loading implants in fully edentulous mandibles in the Japanese population: a multilevel analysis.
    Kaneda K, Kondo Y, Masaki C, Mukaibo T, Tsuka S, Tamura A, Aonuma F, Shinmyouzu K, Iwasaki M, Ansai T, Hosokawa R.
    J Prosthodont Res. 2019 Jan;63(1):35-39. doi: 10.1016/j.jpor.2018.04.001. Epub 2018 Nov 12. PMID: 29776845


    ■Journal of Dentistry And Oral Implants
    DOI: 10.14302/issn.2473-1005.jdoi-21-3976
    Case Report Freely Available Online
    Clinical Case of Bilateral Mandibular Auto Transplantation for Missing Bilateral First Molars: Case Report and Review of Literature
    Taichi Kasuga, Samito Yamazaki, Hideo Yamazaki, Kouhei Shinmyouzu


    >> Conceptual model to optimize implant positioning in edentulous mandible treated with an over denture; A case series preliminary report
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    >> Autogenous wisdom tooth transplantation in young patients with pulp vital signs shown after treatment
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    学会活動(発表)・講演会活動

    2012年 日本口腔インプラント学会(大阪)口頭発表
    2013年 日本口腔インプラント学会(福岡)ポスター発表
    2014年 株式会社GC協賛 インプラント講習会開催
    テーマ:インプラント治療におけるアドバンスなシンプルテクニック
    2015年 九州歯科大学創立100周年記念学術大会 講師
    演題 インプラント治療の新たなベーシックを探求する、今後歯科治療のコンセプトはどのように変化して行くのか
    白鵬インプラントセミナー 
    講師 インプラントオーバーデンチャーの効率的な作製方法について
    2016年 12月 SBICセミナー(Dr.中沢主宰)にて講演
    12月 San-diego Zest Anchor Locator Attachmentセミナー
    2017年 2月 新潟:NPIMセミナー(Dr.富井主宰)にて講演 ~自家歯牙移植・再植を再考する~
    3月 福岡:インプラント周囲上皮の連続性に関するセミナー 開催
    4月 東京:Tokyo Society 2017にて講演 欠損補綴に対する外科的アプローチ
    6月 東京:顎咬合学会総会 テーブルクリニック 
        Locator Attachmentを用いたIODの臨床
    9月 日本口腔インプラント学会(仙台)口頭発表
    10月 LODI CONGRESS 日本発売記念講演会 講演
    2018年 2月 Doctorbook クリニカルカンファレンス 出演
    9月 American association of prosthodontics foundation参加(ロンドン)
       日本口腔インプラント学会(大阪)ランチョンセミナー 講師
    11月 北海道:Locator Over Denture Implant セミナー(白鵬)
        松山: Locator Over Denture Implant セミナー(白鵬)
        鹿児島:Locator Over Denture Implant セミナー(重永歯科医院様)
    12月 岡山: Locator Over Denture Implant セミナー(白鵬)
    2019年 1月 大阪: HAKUHOインプラントMeeting講演(白鵬)
    2月 神奈川:歯の移植の実際 1日セミナー (遠藤歯科医院)
    3月 香川: Locator Over Denture Implant セミナー(香川保険医協会主催)
        鹿児島:Locator Over Denture Implant セミナー(白鵬)
        東京: 歯の移植の実際 1日セミナー(APAS勉強会様)
    4月 大阪: Locator Over Denture Implant セミナー(白鵬)
    5月 北海道:日本補綴学会イブニングセミナー 講師 IODの臨床
        東京: Locator Over Denture Implant セミナー(白鵬)
    6月 香川: Locator Over Denture Implant セミナー(白鵬)
    7月 東京: 歯の移植の実際 1日セミナー (30under30)
        沖縄: Locator Over Denture Implant セミナー(白鵬)
    9月 福岡: 日本口腔インプラント学会 口頭発表
        大阪: 大阪FTAにて講演
    10月 北海道:Locator Over Denture Implant セミナー(白鵬)
    2020年 7月 クインテッセンスYoung World シンポジウム 新型コロナ感染症につき2023に延期
    12月 デンタルダイヤモンド12月号 巻頭特集 検歯臨床について 
    12月 定期抄読会 Rookies 開始 
    2021年 学会活動
    日本補綴歯科学会 130回記念大会6月 臨床リレーセッション
    欠損補綴におけるインプラントの効果 被圧変位量の差に着目して シンポジウム 発表
    香川県歯科保険医協会 学術講演会5月 欠損補綴における外科的アプローチ 講師